千の風

3/25(木)〜28(日)まで上演されていたダンスミュージカル「千の風」に振付・ステージングで参加致しました。

主催している日本芸術学園の“エンターテイメントの世界を目指す学生にプロの現場体験を”
というコンセプトの企画です。

志しの高い学生の皆さんと、新しい作品を創り上げていく過程は私にとっても貴重な体験となりました。

また、演出の渋谷真紀子さんの想像力にスパイスをくれる脚本やアイデアにダンスのアプローチをすることはとても楽しく意欲的に取り組めました。
作曲家の玉麻先生、歌唱指導の三木先生からも音楽の息吹を間近で感じさせて頂き、学生の皆さんへのアドバイスも私の学びとなりました。
振付の稲吉先生は15歳の時に出会い大変お世話になった方で、先生の世界観を沢山踊ってきましたが舞台空間で客観的に捉えると、削ぎ落とされた本質が見えるモノだと再度実感しました。
ご自身のスタイルを確立させて継続したカンパニー活動をしていた先生のエネルギーに改めて尊敬致します。


参加から本番までの時間の中で、沢山のコミュニケーションを取りました。
まだまだもっとすればするほど良くなるものも感じましたが、次への目標として今回を振り返ります。

コミュニケーションに込められたものは、言葉で伝えること、身体で伝えること、あえて話さないで待つこと、見たものから受け取ること、表現に込めて返すこと、全て含まれていました。

このコミュニケーションは自分対自分にも当てはまることです。
そして、作品とお客様もコミュニケーションなのでした。本番、客席で観ていて強く実感致しました。


稽古場で一生懸命に模索して一つずつ着実に成長していくそれぞれの役が本当にキラキラ眩しく、その輝きに何かを施しているような感覚でした。
時間との勝負でもあり、でも何かコレを伝えたい!と一つ強く発信すると何倍にもなって返ってくる稽古場でのコミュニケーションがありました。


その感覚がとても愛おしくこれからもまだまだ学び成長しながら追求していきたいと感じました。
沢山の素晴らしい作品への敬意を抱き、また自身への活動へ繋げ広げていきます。
関わりました皆さんへ感謝を伝えたいです。


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